ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲集 《四季》より「夏」を聴く

芸術

ヴィヴァルディの「夏」を聴いてみました。

ヴィヴァルディはバロック時代の代表的な作曲家で、その中でもヴァイオリン協奏曲「四季」は誰もが一度は聴いたことのある有名な曲です。
夏も近いということで、久しぶりに「夏」を聴いてみました。

〈四季〉は12曲のヴァイオリン協奏曲を集めた「和声と創意の試み」の第1番から4番の協奏曲です。
それぞれに春夏秋冬という表題がついているので〈四季〉と呼ばれます。

「夏」は4曲の中ではあまり目立たない存在かもしれません。
そもそも、夏のイメージは、どちらかといえば、明るくポジティブですが、この曲は始まりから暗いです。どうやら、夏の暑さで羊がぐったりとしている様子のようです。カッコウやキジバトの鳥の鳴き声や、北風や嵐などの情景描写もされています。

2楽章はいきなり雷の音から始まり、騒がしいハエも登場します。ハエの音といってもヴァイオリンで表現されているので美しいです。確かに夏はハエや蚊など、虫に悩まされますが、ヨーロッパの人もハエたたきでハエをたたいていたのでしょうか(笑)

3楽章も激しい嵐の様子が描かれており、曲全体を通して重々しい雰囲気が漂っています。

同じ「夏」でも人や地域によっても感じ方やイメージが違うのでしょうね。日本だと、夏休み、海水浴、スイカ、風鈴、盆踊り・・などといったところでしょうか。
でも、ここ最近のコロナ禍や自然災害は、ヴィヴァルディの「夏」のイメージにしっくりくるような、年々厳しさを増していっているような気がします。

イ・ムジチ合奏団 協奏曲「四季」より夏 1~3楽章 I Musici Play Les Quatre Saisons Opus8 No.2 La Estate Ⅰ~Ⅲ

バロック時代の協奏曲

バロック時代の特徴のひとつとして挙げられているのが「異なるもの同士の対比」です。その特徴が表れている「協奏曲」はバロック時代の代表的なジャンルです。協奏曲というのは、独奏とオケの掛け合いですね。
この協奏曲の中で重要なのが、合奏協奏曲と独奏協奏曲の2つ。

合奏協奏曲の代表的は編成は、
コンチェルティーノ(独奏楽器群)+リピエーノ(オーケストラ
代表的な作曲家はローマで活躍したアルカンジェロ・コレッリです。

独奏協奏曲の代表的な編成は
独奏楽器+リピエーノ(オーケストラ
独奏協奏曲を確立した作曲家はアントニオ・ヴィヴァルディです。

2つの違いは独奏楽器の数です。楽器はヴァイオリンやフルート、オーボエが一般的で、低音伴奏はチェンバロやチェロが演奏します。

若い子たちの感想

若者たちと一緒に聴いたのですが、全体的に曲の流れが厳しい、映画とかに出てきそう、鳥の鳴き声が聞こえて森にいるよう、音がハモっているところが波のように聞こえ、どんどん迫ってくるように感じた、途中から迫力が増した、など色々感じながら聴いてくれたようです。

 

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