クープラン「王宮のコンセール」を聴く

芸術

クープランの「王宮のコンセール 第1番 ト長調」

「王宮のコンセール」はクープランの代表的な室内楽の作品集です。ここに含まれる作品は、ルイ14世が、毎週日曜日に催した室内楽の演奏会のためにクープランが作曲したものとされています。

曲は、プレリュード・アルマンド・サラバンド・ガヴォット・ジーグ・メヌエットで構成されています。

プレリュードはゆったりとしたテンポで始まります。フラウト・トラヴェルソが導き手となって曲が進行していきます。アルマンドは軽快な曲です。オーボエが旋律を奏で、ファゴットがそれに絡んでいきます。サラバンドは悲しげな曲です。弦楽器中心に切々としたメロディが奏でられていきます。ガヴォットは軽快な舞曲です。オーボエとファゴット中心に展開されていきます。ジーグも軽快な曲です。弦楽器中心に軽やかで流れるような旋律が奏でられていきます。
最後のメヌエットは優雅で王宮らしい雰囲気を持った素朴な曲で、フラウト・トラヴェルソとオーボエとファゴットがお互い絡み合いながら展開されます。

F. Couperin: Premier Concert Royal in G major

フラウト・トラヴェルソってどんな楽器?

さて、この「王宮のコンセール」に出てくる「フラウト・トラヴェルソ」という聞きなれない楽器はどんな楽器でしょうか。
簡単に言うと、「昔のフルート」なのですが、こちらの動画で詳しく解説されています。

楽器図鑑:フラウト・トラヴェルソ

バロック時代の音楽文化

バロック時代は、宮廷や劇場、教会など様々な場所で音楽文化が発展しました。中でもヨーロッパ中に大きく影響を与えたフランス・バロック音楽の特徴は踊り重視の舞台作品が発達したことです。代表的なジャンルに音楽と踊りが一体になった宮廷バレエがあります。

一方で王族らがサロンで楽しむ音楽も生まれました。フランス王の宮廷には、私的な音楽を提供する役割の音楽家達がいました。彼らが作曲・演奏した作品は、雅な雰囲気と繊細な表現が特徴です。

フランス・バロックの主な作曲家
ジャン=バティスト・リュリ:劇音楽の作曲を中心に活躍。
フランソワ=クープラン:宮廷音楽家として活躍。室内楽作品が有名。
ジャン=フィリップ・ラモー:オペラ作曲家として活躍。

ゆったりとコーヒーでも飲みながら、フランスの宮廷で、貴族達が優雅に踊りを楽しむ様子を想像して聴いてみるのはいかがでしょうか。
参考 CD付きもう一度学びたいクラシック 西東社

 

 

 

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